iOS向けの無料VPN「VPNネコ」は、APP Storeでも6万件を超えるダウンロードがされており、非常に人気の高いVPNサービスです。
なお、Android向けには「ACT VPN」という名前で提供されていますが、安全性が気になっているという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、無料VPN「VPNネコ」の特徴や危険性について詳しく解説します。利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
ただし、筆者個人の感想としては「VPNネコをどうしても使わないといけない」という理由がない限り、MillenVPNの方がより高品質で使いやすいサービスだと感じました。
また、当サイトでは「おすすめのVPN比較」についても詳しく解説しているので、あわせてお読みください。
- VPNネコの特徴が理解できる
- VPNネコの危険性について理解することができる
- VPNネコより安全にVPN接続する方法がわかる
VPNネコとは?
販売元 | FOURSEASON YUMMY PTY. LTD. |
ユーザー登録 | 不要 |
ロケーション | 10カ国 |
トラフィック | 無制限 |
ストア評価 | 4.5 / 5段階評価 |
無料で利用できるVPNアプリ
VPNネコは、ユーザー登録をせずに無料で利用できるiOS向けのVPNアプリです。
なお、Android向けには「ACT VPN」というサービス名で同様の無料VPNサービスが提供されています。
アプリの総ダウンロード数は6万件を超えており、ストア評価は5段階評価のうち4.5を獲得するなど、幅広いユーザーに支持されているVPNアプリのひとつです。
無制限のトラフィック
VPNネコでは、トラフィックの制限がありません。
データの転送量を気にする必要がないため、自由にコンテンツにアクセスすることが可能です。
ただし、無料で提供されているサービスにはなるため、有料のVPNサービスと比べると、サーバーに負荷がかかるとデータ通信に遅延が発生しやすい傾向があります。
10カ国のロケーション
VPNネコでは、以下のロケーション(10カ国)を自由に選択できます。
- アメリカ
- 日本
- フィリピン
- オーストラリア
- イングランド
- ドイツ
- 韓国
- カナダ
- シンガポール
- インド
特定の国でジオブロックされている場合についても、サーバーのロケーションを変更してVPN接続するだけで回避することができます。
ただし、10カ国というロケーションは他のVPNプロバイダとくらべて決して多いとはいえません。
例えば、MillenVPNであれば72カ国以上のロケーションと1,300台以上のサーバーを利用できます。
VPNネコの危険性について
VPNネコは無料でVPN接続ができるため、多くのユーザーがダウンロードして利用しています。
一方で、安全に利用するためにも、事前に危険性を理解しておかなければなりません。
そこでここからは、VPNネコの危険性と題して2つの気になる不透明な部分について解説します。
運営会社が不透明
VPNネコの販売元は、現在「FOURSEASON YUMMY PTY. LTD.」という会社が記載されています。
この会社を検索してみると、オーストラリアに登記されている法人という情報以外出てこないため、詳細情報がわかりません。
一方で、以前の運営元は「Secure Connection PTY. LTD.」となっており、こちらの法人格についても詳しい情報が見つかりません。
さらにその前には「Stone Studio Co. Ltd. 」という法人がVPNネコを運営しており、なぜか運営元の法人が頻繁に変更されています。
また、運営元の公式ホームページを見ると、非常に簡素なペラサイトしか作られておらず「何も分からない」という状態です。
VPN接続というのは、外部からデータ通信をのぞき見られるリスクを減らすことが可能です。
一方で、VPNサーバーを中継してアクセスすることになるため、全ての情報がVPN事業者には筒抜けになります。
VPNを選ぶ際には運営会社の信頼性が非常に重要な要素となるため、運営会社の情報が何も分からないというのはリスクが高いと言わざるを得ません。
より安全なVPNプロバイダを選ぶのであれば、日本企業であるアズポケット株式会社が運営しているMillenVPNを選んだ方が良いでしょう。
ログ管理が不透明
先にも解説した通り、VPN接続をした状態でコンテンツにアクセスする場合、動作記録やアクセス履歴などがサーバー内にログとして残ります。
これをロギングと言いますが、通常プライバシーに配慮したVPNプロバイダの場合「ノーログポリシー」というロギングをしないポリシーを取っているケースが多い傾向にあります。
しかし、ノーログポリシーを事業者が言ったとしても、裏付けるものがなければ実はロギングされているというケースもあります。
そのため、有料のVPNサービスの多くは、第三者機関の調査でロギングされていないことを証明するのが一般的です。
では、VPNネコはどうなのかと言えば、プライバシーポリシーには一応ロギングしない旨が記載されていますが、それを信頼付けるものは何もありませんでした。
むしろ非常に簡素なペラページに記載されているポリシーのため、どこまで効力があるのかすら分かりません。
以上のことから、VPNネコは「安心できる」とも「危険性がある」とも言えず「何も分からないので自己責任で利用するしかない」と言うのが正解です。
MillenVPNは、ノーログポリシーを掲げているためこういった不安がありません。
MillenVPNは、下記の情報を収集及び記録しません。
VPNサーバーに接続した接続元のIPアドレスやタイムスタンプ
通信内容や閲覧履歴
DNSクエリMillenVPNはノーログVPNサービスプロバイダーです。
つまり、VPNサービスへの通信内容や閲覧履歴の記録は保持されません。https://millenvpn.jp/privacy-policy/
確実にノーログポリシーを遵守しているVPNプロバイダを利用したい方は、MillenVPNを検討してみましょう。
なお、ノーログポリシーの重要性は別の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

VPNネコに適した用途
VPNネコは、プライバシー保護に関する信頼性が高いVPNサービス事業者とは言えません。
そのため、仮にVPNネコを利用する際には、データの中身が見られてしまうリスクを許容して使う必要があります。
- ユーザーID/パスワード入力が必要なサイト
- 決済情報を入力するサイト
このようなWebサイトの利用は避け、利用する場所を限定する方が安全です。
たとえば、会員登録やログインをせずに視聴できるストリーミングサービスなどが該当します。
なお、必要なときはVPNネコの接続を切るなどして、ご自身でプライバシー管理を行いましょう。
VPNネコの使い方
VPN接続というと難しいイメージがあるかも知れませんが、VPNネコの使い方は非常に簡単です。
以下の手順で接続して利用してみてください。
アプリをインストール
まずはVPNネコのアプリをダウンロードしましょう。
なお、iOSの場合はVPNネコになりますが、Androidの場合はACT VPNというアプリケーションになります。
VPNネコを接続する
次にアプリを立ち上げて、任意のロケーション(国)を選択しましょう。
国を選択したら「VPN接続」をタップしてVPN接続をしたら完了です。
VPNネコより安全にVPN接続する方法
VPNネコは無料で利用できるメリットがある反面、プライバシーに不安がある方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、より安全にVPN接続する方法について解説します。
ライトユーザーは無料で使えるProton VPN
VPNを利用するユーザーの中でも、少ししか利用を想定していないライトユーザーの方は、有料のVPNでは敷居が高いというケースも少なくありません。
そのような場合、スイスで生まれたVPNプロバイダ『Proton VPN』がおすすめです。
- ノーログポリシーで運用
- 強力なプライバシー法のあるスイスが拠点
- 透明性の高いオープンソース企業
- 一部無料で利用できる
Proton VPNはノーログポリシーで運用されており、強力なプライバシー法の保護下にあるスイスを拠点に運営されています。
また、ソースコードは全てオープンソースとなっており、GitHubですべて確認することもできます。
なお、有料プランに加入しているユーザーの費用を一部還元して、制限付きではあるものの無料でも提供されています。
有料プランのサービスレベルが高いわけではありませんが、信頼性の高いサービスを一部無料で使えるため、安全に利用したい方はMillen VPNがおすすめです。
※MillenVPN:https://millenvpn.jp/
ヘビーユーザーは高品質な有料VPN
無料で提供されているVPNサービスは、制限が多く頻繁に利用するユーザーには向かないため、VPNのヘビーユーザーに関しては、高品質な有料VPN一択です。
- プライバシー保護の信頼性が高い
- 高速サーバーで安定したデータ通信
- 非常に多くのロケーションを選べる
- ジオブロックを回避できる確率が高い
- カスタマーサポートが充実
有料のVPNプロバイダはプライバシー保護を徹底しているため、安心して利用できるほか、非常に高速で安定したデータ通信が可能です。
また、サーバーの設置国も多く、ロケーションを自由に変更してアクセスできるため、地域的な制限(ジオブロック)も簡単に回避できます。
カスタマーサポートも充実しているため、安心・安全な高速データ通信環境を構築したい場合は、高品質な有料VPNサービス一択です。
※MillenVPN:https://millenvpn.jp/
※NordVPN:https://nordvpn.com/ja/
※Surfshark:https://surfshark.com/ja/
MillenVPN
- 日本国内で運営を行っているので安心できる
- 1ヶ月の利用料金が格安
- 公式サイトに対応表が掲載
- 厳格なノーログポリシー
- 同時に10台のデバイスで接続可能
- 30日間返金保証付き
MillenVPNは日本国内で運営を行っているVPNプロパイダです。
日本企業が運営しているため、アプリやサポートまですべて日本語に対応しており、使用にあたって戸惑うこともありません。
「AES-256」という政府機関でも採用されている高度な暗号化技術を用いているため、セキュリティ上も安心です。
Millen VPNの公式サイトでは、対応しているストリーミングサービスを公開しています。
ストリーミングサービスの視聴にVPNを使いたい方にとって、確実に利用できるサービスがわかることは大きなメリットとなるでしょう。

NordVPN
- 無制限の帯域幅
- 60ヶ国に5,500台以上のサーバー
- 厳格なノーログポリシー
- 同時に6台のデバイスで接続可能
- 30日間返金保証付き
NordVPNも、非常に高いセキュリティ性能を持つVPNプロバイダです。
高度な暗号化通信のほか、脅威対策などのセキュリティ機能も搭載されており、より強固なセキュリティ性を求める方にもおすすめです。
第三者機関の監査を受けた厳格なノーログポリシーで運用されており、個人情報が流出する心配もありません。
なお、ノーログポリシーについては、以下の記事でも解説していますので参考にしてみてください。

加えて、NordVPNは30日間の返金保証も付いているため、リスクなしで使うこともできます。
Surfshark
Surfsharkは、格安な料金で利用できるVPNプロバイダです。
Surfsharkの契約期間ごとの料金をまとめました。
プラン | 1ヶ月プラン | 1年プラン | 2年プラン |
料金 | 1,743円 | 537円/月 (6,443円) 69%オフ |
335円/月 |
特に長期間利用した際の割引率が高く、最安値の2年プランだと1ヶ月プランの81%オフである335円/月という破格の値段で利用できます。
また、通信速度が速いこともSurfsharkの特徴のひとつです。
通常、VPNはサーバーを経由する都合上、通常通りの通信速度が出ません。
しかし、Surfsharkであれば5~6%程度の低下に留まっています。
Surfsharkは、高速かつ低価格なVPNを使いたい方におすすめです。

まとめ
VPNネコはダウンロード数も多く、ユーザー評価の高い無料VPNアプリです。
一方で、プライバシーにはあまり配慮されていないアプリにはなるので、利用用途は制限して使うようにしましょう。
なお、VPNを多く利用する方は、MillenVPNやNordVPN、Surfshark、ExpressVPNなどの高品質な有料VPNにしましょう。30日間の全額返金保証も付くため、お試し登録したい方にもおすすめです。





高品質なVPNは、オンラインデータの暗号化やマルウェアブロックで第三者からの悪用を防ぎます。また、帯域が無制限で超高速接続が可能なため、データ使用量を気にすることなくストレスフリーでインターネットを楽しめます。
無料VPNとは違い、厳格なノーログポリシーでトラッキングが収集されるリスクもありませんので「安全」に高速接続をしたい方は、高品質なVPNを利用しましょう!
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