『結局どのVPNサービスを選べばいいの?』『自分の利用方法に最適なVPNが知りたい……』このように感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、VPN初心者の方に向けて『有料と無料のなかでおすすめできるVPNサービス』をプロが厳選してご紹介します。
- そもそもVPNってどんなサービス?
- VPNサービスを選ぶ際には、どこを比較していけばいいの?
- 有料と無料、それぞれおすすめのVPNプロバイダが知りたい…
おすすめVPN | 1ヶ月の利用料金 | 返金保証 | 評判記事 |
MillenVPN | 1,496円 | 30日間 | MillenVPNの評判 |
NordVPN | 1,760円 | 30日間 | NordVPNの評判 |
Surfshark | 1,682円 | 30日間 | Surfsharkの評判 |
VPNのおすすめプロバイダ6選
数あるVPNサービスのなかでも、特におすすめのプロバイダが以下の通りです。
それでは、ここからはプロバイダごとの特徴について解説します。
国内運営で初心者にもおすすめな『MillenVPN』
- 日本国内で運営を行っているので安心できる
- 1ヶ月の利用料金が格安
- 公式サイトに対応表が掲載
- 厳格なノーログポリシー
- 同時に10台のデバイスで接続可能
- 30日間返金保証付き
拠点 | 日本(大阪) |
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料金 | 1ヵ月:1496円/月 1 年:594円~/月(計7128円) 2 年:396円~/月(計9504円) |
ロケーション※ | 47か国 |
VPNサーバー※ | 1300台以上 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
デバイス同時接続 | 最大10台 |
全額返金保証 | 30日間の全額返金保証 |
国内サポートで動画対応が充実している『MillenVPN』
MillenVPNのおすすめポイント
MillenVPNは、初心者の方にもっともおすすめなVPNのひとつです。
その理由は以下の通りです。
- 月額料金が安い
- 公式サイトにサービスの対応表が掲載されている
- 日本国内で運営
- 通信速度も速い
MillenVPNはVPNプロパイダの中では珍しい日本国内で運営を行っているサービスです。
公式サイトが日本語対応でわかりやすいのはもちろん、MillenVPNでどのサービスに対応しているかの対応表も網羅されているため、初心者の方でも登録しやすいのが大きなメリットです。
アプリも直感的にわかる設計となっており、接続したいサーバーを選択してクリックするだけの簡単な仕様なので、「VPNやインターネット関連について少し自身がない…」という方でも安心して利用することができます。
MillenVPNの欠点(デメリット)
- 対応デバイスが豊富ではない
個人的にですが、MillenVPNのデメリットをあげるとすれば「対応デバイスが少ない」という点だけになります。
対応デバイスが少ないといっても「Windows/Mac/Android/iOS」の主要なデバイスには対応しています。
ただ、FireTVやPS4/Xboxなどのデバイスには対応していないので注意が必要です。
逆にPCやスマホでしか使わないのであれば、デメリットというデメリットは一切ありません。
詳しく知りたい方は以下のMillenVPNの評判記事を参考にしてみてください。

自由度が高くメインに最適な『NordVPN』

拠点 | パナマ共和国 |
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料金 | 1ヵ月:1550円/月 1 年:580円~/月(計8700円) 2 年:390円~/月(計10,530円) |
ロケーション※ | 59か国 |
VPNサーバー※ | 5600台以上 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
第三者機関による監査 | PricewaterhouseCoopers |
デバイス同時接続 | 最大6台 |
全額返金保証 | 30日間の全額返金保証 |
※2023年1月現在の数値
自由度が高くメインに最適な『NordVPN』
NordVPNのおすすめポイント
NordVPNは、メインで利用するVPNに適しているプロバイダのひとつです。
その理由は以下の通りです。
- 利用料金が安い
- サーバー台数が多く自由に選べる
- 第三者機関の監査もされているので安心
- 普通に接続速度も速い
2年プランでNordVPNを契約した場合、利用料金は合計で10,530円です。これを月の利用料金に置き換えてみるとたったの390円なので、ワンコイン以下まで費用を抑えることができます。
そしてNordVPNを利用する大きなメリットは、利用者側でサーバーを自由に選べると言う点です。
例えば、接続しているサーバーが『ジオブロックされる』『不具合が出て速度が出ない』このような問題が発生しても、接続しているサーバーを切り替えることで簡単に解決できます。
NordVPNをメインのVPNプロバイダとして愛用していますが、この自由度の高さは問題が発生したときほど非常に役立ちます。
NordVPNの欠点(デメリット)
NordVPNにも以下のような欠点(デメリット)があります。
- ハズレのサーバーもある
- ジオブロックが解除しにくいサービスもある
NordVPNにはハズレのサーバーがあるので、接続すると急激に遅くなってしまうことがあります。接続しているサーバーを切り替えれば解決する問題ですが、わりとストレスに感じることは多いです。
その他にも、NordVPNではジオブロックが解除しにくいサービスも存在します。
例えば、コンテンツプラットフォームの『note』は、NordVPNの国内サーバでアクセスするとジオブロックではじかれてしまいます。
国外のサーバーに接続し直すことで回避できますが、同じ接続環境で必ずジオブロックを解除できるわけではないということは理解しておきましょう。
詳しく知りたい方は以下のNordVPNの評判記事を参考にしてみてください。

コスパと性能のバランスが良い『Surfshark』

拠点 | オランダ |
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料金 | 1ヵ月:1910円/月 1 年:589円/月(計7063円) 2 年:294円/月(計7632円) |
ロケーション※ | 100か国 |
VPNサーバー※ | 3,200台 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
第三者機関による監査 | Cure53※2 |
デバイス同時接続 | 無制限 |
全額返金保証 | 30日間の全額返金保証 |
※ 2023年1月現在の数値
※2 ブラウザー拡張機能のセキュリティチェック
コスパと性能のバランスが良い『Surfshark』
Surfsharkのおすすめポイント
新興VPNプロバイダとして注目されているSurfsharkですが、主なメリットは以下の通りです。
- コストパフォーマンスが高い
- 選べるサーバーが比較的多い
- デバイス同時接続が無制限
- 接続速度も速い
Surfsharkの大きなメリットのひとつは、コストパフォーマンスの高さです。
最も安い2年プランでは、計7632円と月額換算でわずか294円まで費用を抑えることが可能です。1年プランは計7063円なので、2年プランなら差額が569円程度で期間も1年長く利用できます。
次に大きいメリットが、NordVPNのように選べるサーバーの数が豊富という点です。
2023年1月現在、全体的な数ではNordVPNに劣っているものの、年々サーバーの数は整備されてきている印象です。
同時に接続できるデバイスも無制限なので『バランスが良くて』『コスパの良いVPN』を探している方には最もおすすめできるプロバイダです。
Surfsharkの欠点(デメリット)
バランスの良いVPNプロバイダのSurfsharkですが、欠点とも言える部分は以下の通りです。
- CDNを導入しているサイトでブロックされやすい
- もう少しサーバーの数が欲しい
すべてのVPNプロバイダに当てはまることですが、Surfsharkも万能ではありませんので、ジオブロックが回避できないケースも存在します。
少し専門的な話になりますが、Cloudflareという『CDN(Content Delivery Network)』を導入しているサイトは、DDoS攻撃に対するセキュリティを強化しています。
VPNは他の利用者とIPアドレスを共有しているため、サイト側から見ると同じIPアドレスからのアクセスとして認識します。
Cloudflareは、このような同じIPアドレスから大量のアクセスがくるとブロッキングを行うので、VPN接続がはじかれてしまうケースがあると言うわけですね。
ただし、この問題はSurfsharkだけに当てはまる話ではありません。ExpressVPNなど、他のVPNプロバイダにも該当する問題なので、それほど大きなデメリットではないでしょう。
詳しく知りたい方は以下のSurfsharkの評判記事を参考にしてみてください。

信頼と実績の多いプロバイダ『ExpressVPN』

拠点 | 英領ヴァージン諸島 |
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料金 | 1ヵ月:12.95ドル/月 6ヵ月:9.99ドル/月(計59.95ドル) 1 年:6.67ドル/月(計99.95ドル) |
ロケーション※ | 94か国 |
VPNサーバー※ | 3000台以上 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
第三者機関による監査 | PricewaterhouseCoopers |
デバイス同時接続 | 最大5台 |
全額返金保証 | 30日間の全額返金保証 |
※ 2023年1月現在の数値
信頼と実績の多いプロバイダ『ExpressVPN』
ExpressVPNのおすすめポイント
業界トップの実績を誇るExpressVPNは、サービス品質も高くおすすめのプロバイダです。
おすすめできる理由は、以下の通りです。
- ジオブロックを解除できる確率が高い
- 中国でも利用できる
- 第三者機関の監査もされているので安心
- 普通に接続速度も速い
通信速度の速さが売りのExpressVPNですが、ジオブロックを解除できる確率が高い点も大きなメリットです。
例えば、NordVPNの国内サーバーではブロックされてしまう『note』についても、ExpressVPNの国内サーバーは問題なくアクセスできます。
その他にも、ExpressVPNは中国国内で非常に多く利用されているVPNです。
中国は国家規模でファイアウォールを行っているので、中国国内で利用できるVPNを探している方にもおすすめです。
ExpressVPNの欠点(デメリット)
ExpressVPNには、以下のような欠点(デメリット)があります。
- 利用料金が若干高い
- サーバーを自由に選べない
ExpressVPNの利用料金は、他のサービスと比較して若干高い傾向にあります。
NordVPNの1年プランが一月あたり約580円なのに対し、ExpressVPNは一月あたり6.67ドルなので日本円で約967円(1ドル=145円計算)になります。
その他にも、ExpressVPNではサーバーがそれほど多くないため、ジオブロックされると回避しにくいデメリットがあります。
詳しく知りたい方は以下のExpressVPNの評判記事を参考にしてみてください。

圧倒的コスパ『AtlasVPN』

拠点 | 米国 |
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料金 | 1ヵ月:1,398円/月 1 年:418円/月(計5014円) 2 年:209円/月(計6,257円) |
ロケーション※ | 44か国 |
VPNサーバー※ | 750台以上 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
第三者機関による監査 | VerSprite ※2 |
デバイス同時接続 | 無制限 |
全額返金保証 | 30日間の全額返金保証 |
※ 2023年1月現在の数値
※2 セキュリティ監査
圧倒的コスパ『AtlasVPN』
AtlasVPNのおすすめポイント
Surfsharkと同様に新興VPNプロバイダのAtlasVPNですが、主なポイントは以下の通りです。
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- 充実したセキュリティ機能
- デバイス同時接続が無制限
- 接続速度も普通に速い
AtlasVPNの一番の優位性は、その圧倒的なコストパフォーマンスです。
お得なキャンペーン時期を利用して2年プランを契約した場合、6ヵ月の無料期間も付くので月額換算でわずか209円で利用できます。
NordVPN並のセキュリティ機能も実装されているため、コストを抑えてセキュリティパフォーマンスを向上できます。
わずらわしいデバイス制限もなく、ひとつのサブスクリプションで家族全員のデバイスを保護できますので、『とにかくコストを押さえてセキュリティ対策したい』という方にはおすすめのVPNプロバイダです。
AtlasVPNの欠点(デメリット)
コストパフォーマンスに優れたAtlasVPNで、欠点と言える部分は以下の通りです。
- サーバーの台数が少ない
- ジオブロックを回避できないケースがある
AtlasVPN最大のデメリットは『サーバーの台数が少ない』ということ。
44カ国のロケーションで、750台のサーバーしかありません。サーバーも選べないので『不具合があった際にサーバーを切り替えて対処する』といったこともしにくいです。
ジオブロックをされた場合にユーザー側で解決する方法がないので、利便性に欠けてしまう点はデメリットと言えるでしょう。
詳しく知りたい方は以下のAtlasVPNの評判記事を参考にしてみてください。

中国で利用するなら『UCSS』

拠点 | 韓国 |
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料金 | 3ヵ月:12ドル~/月(計36ドル) 1 年:9ドル~/月(計108ドル) カスタム:30ドル/月 |
ロケーション※ | 14か国 |
VPNサーバー※ | 非公開 |
ログポリシー | ノーログポリシー(韓国サーバーを除く) |
第三者機関による監査 | なし |
デバイス同時接続 | 最大3台 |
全額返金保証 | なし |
※ 2023年1月現在の数値
中国で利用するなら『UCSS』
UCSSのおすすめポイント
中国向けのサービスとして注目されている『UCSS』ですが、特におすすめできるポイントは以下の通りです。
- 中国向けに最適化されたサーバー
- 通信速度が速くて安定している
UCSSは中国向けにサーバーが最適化されているため、通信速度が速くて安定しているメリットがあります
私設ネットワークを通る国際専用回線(IPLC)を採用しているため、規制の強まる中国のグレートファイアウォール『金盾(きんじゅん)』の規制を受けにくい特徴があります。
中国国内にて、高速で安定した通信環境を構築したい方におすすめできるVPNプロバイダです。
なお、グレートファイアウォールやUCSSで利用されている技術『Shadowsocks』については、以下の記事でも解説しています。


UCSSの欠点(デメリット)
通信環境にはメリットの多いUCSSには、以下のようなデメリットが存在します。
- プライバシー面で不安が残る
- 料金が従量課金制で高い
接続速度などは問題ないUCSSですが、プライバシー面では若干不安が残ります。
UCSSのログポリシーを確認してみると、韓国ロケーションについては当局の指示によりロギングを実施している旨が記載されています。
その他にも、UCSSを登録した際に入力した『名前』『メール』『支払情報』『IPアドレス』といった個人情報が記録されています。
第三者機関による監査もないので、プライバシー面では若干不安が残ると言えるでしょう。
また、UCSSの料金が従量課金制となっている点にも注意しなければなりません。
最低50GB/月から最大500GB/月までのデータ転送量を選べますが、他のプロバイダのように使い放題でない点は理解しておきましょう。
詳しく知りたい方は以下のUCSSの評判記事を参考にしてみてください。

無料で使えるVPNおすすめ4選

VPNを一時的にしか利用しないライトユーザーの方は、以下の無料VPNを利用するのがおすすめです。
ただし、「本当におすすめできるVPN」と違ってできることは一気に少なくなります。
セキュリティ面でも若干のリスクは伴うので、「有料VPNを1ヶ月だけ契約して返金保証してもらう」という利用方法も考えてみてください。
- Proton VPN
- AtlasVPN
- TunnelBear
- HideMe
ここからは、無料VPNの特徴について解説します。
スイスの強力なプライバシー法で運営『Proton VPN』

拠点 | スイス |
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ロケーション※ | 3か国 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
デバイス同時接続 | 最大1台 |
※無料版で利用できるロケーション
無料VPNのなかでも、特におすすめのサービスが『Proton VPN』です。
強力なプライバシー法で保護されているスイスが拠点で、厳格なノーログポリシーで運用されています。
無料版でも有料版と同様に速度制限などはなく、わずらわしい広告表示はありません。ただし、利用できるロケーションは有料版とは違い、米国、オランダ、日本の3カ国となります。
信頼性が高く、日本のロケーションを利用したい方にもおすすめの無料VPNです。
詳しく知りたい方は「ProtonVPNの評判」で解説しています。

日本サーバーが使える無料VPN「Proton VPN」
同時接続が無制限『AtlasVPN』

拠点 | 米国 |
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ロケーション※ | 3か国 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
デバイス同時接続 | 無制限 |
※無料版で利用できるロケーション
有料版でも紹介した格安VPNのAtlasVPNですが、実は無料VPNの提供も行っています。
無料版も速度制限やデバイス制限もなく利用できるので、すぐにデータ通信を保護することが可能です。ただし、無料版についてはストリーミングサイトの利用制限があります。
無料Wi-Fiを利用する際など、オンラインのセキュリティ向上目的で利用するのがおすすめです。
デバイス制限なしの無料VPN『AtlasVPN』
月500MBまで利用可能『TunnelBear』

拠点 | カナダ |
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ロケーション※ | 48か国 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
デバイス同時接続 | 最大1台 |
※無料版で利用できるロケーション
TunnelBear(トンネルベア)は、2018年に大手セキュリティ会社『McAfee(マカフィー)』の傘下に入ったVPNプロバイダです。
無料版では1ヵ月あたり500MBまで利用が可能で、48カ国全てのロケーションを利用できます。
データ転送量に上限があるので動画視聴をメインには利用できませんが、ちょっとしたブラウジングなどは問題なく利用できます。
ロケーションの中には日本も含まれていますので、無料VPNの国内サーバーを探している方にもおすすめです。
月500MBまで利用可能な無料VPN『TunnelBear』
月10GBまで利用可能『HideMe』

拠点 | マレーシア |
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ロケーション※ | 5か国 |
ログポリシー | ノーログポリシー |
デバイス同時接続 | 最大1台 |
※無料版で利用できるロケーション
HideMeで提供されている無料VPNは、ノーログポリシーで運用されているため安心して利用できます。
無料VPNにありがちな広告やトラッキングなどもないため、完全無料で利用できるメリットがあります。ロケーションは5つまで選択可能で、月間のデータ使用量は10GBまでとなっています。
無料のユーザーもサポートが受けられるので、初心者の方にもおすすめの無料VPNです。
月10GBまで利用可能な無料VPN『HideMe』
そもそもVPNってどんなサービスなの?

VPNとは『Virtual Private Network』の略称で、仮想プライベートネットワークを構築するサービスです。
具体的には、以下のようなことを実現できます。
- インターネット通信を暗号化
- IPアドレスの匿名化
- ロケーション(地域)の変更
では、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
インターネット通信を暗号化

VPN接続ではインターネット通信を暗号化するため、データの中身を盗み取られてしまうリスクを大幅に削減できます。
一方、通常のPublicNetwork(公衆ネットワーク)では、通信内容が暗号化されていないため、以下のようなセキュリティリスクが存在します。
- データ通信を盗み見される
- オンライン行動を監視される
VPN接続ではこのような問題も解決できるため、簡単にできるセキュリティ対策としても注目されているわけです。
IPアドレスの匿名化

VPNはセキュリティ対策だけではなく、自分のIPアドレスを匿名化できるためプライバシー対策になります。
一方で、VPN接続でない場合はアクセス元のIPアドレスが露出するので、プライバシーの観点から最適とは言えません。
VPN接続ではアクセス元のIPアドレスからVPNサーバーのIPアドレスに変更されるため、個人のプライバシーは完全に保護されます。
ロケーション(地域)の変更

VPNを利用した場合、すべてのインターネット接続はVPNサーバーを経由するため、ロケーション(地域)を変更できます。
例えば、VPN接続でアメリカのリモートサーバーを経由する場合、日本からアクセスしているにもかかわらず、アメリカからのアクセスのように見せることが可能です。
これによって、本来地域的なアクセス制限(ジオブロック)が掛けられているサービスにも、簡単にアクセスできるメリットがあります。
また、無料のVPNの場合はこのロケーション地域が圧倒的に少ないなどのデメリットがあります。
日本やアメリカ、トルコなどの様々な国に接続したい方はサーバー接続国数の多い「MillenVPN」がおすすめです。
VPNにはメリットが沢山!代表的な利用シーンを4つ紹介!

VPNを上手に活用することで、実はさまざまなシーンでメリットを受けられます。
例えば、以下のような利用シーンが代表的です。
- 無料Wi-Fiを安全に利用する
- 商品やサービスの利用料金を節約する
- 特定サービスのジオブロックを回避する
- SNSでIPアドレスが流出するのを防ぐ
ここからは、VPNの代表的な利用シーンを4つ紹介します。
無料Wi-Fiを安全に利用する
無料のWi-Fiスポットを安全に利用するため、VPNは多く活用されています。
実は便利に感じている無料Wi-Fiにも、以下のようなリスクが潜んでいることを理解しなければなりません。
- 通信内容の傍受
- なりすましアクセスポイント
無料Wi-Fiのなかには、データ通信を暗号化していないスポットが存在しますので、悪意のある第三者に盗み見されてしまうリスクがあります。

その他にも、無料Wi-Fiスポットのなかには『なりすましアクセスポイント』というものが紛れ込んでいるケースがあります。別名『悪魔の双子』とも呼ばれている偽アクセスポイントでフィッシング詐欺に合う可能性も。
気軽に使える無料Wi-Fiですが、その分多くのリスクが潜んでおり、気がつけば個人情報が盗まれていたというケースも少なくありません。
さまざまなリスクが存在している無料Wi-Fiですが、高品質なVPNを利用することで通信が暗号化されるので、セキュリティリスクの脅威を下げることが可能です。
フリーWi-Fiは情報漏洩の危険性などが高いため、以下の記事を参考にして注意してみてください。

商品やサービスの利用料金を節約する
VPNを上手に活用することで、サービス料金や商品の費用を節約することが可能です。
一例にすぎませんが、以下のようなサービスの利用料金を節約できます。
- YouTube
- Netflix
- Canva
上記のサービスは、契約する地域によって月額料金が異なるため、日本で契約した場合より大幅な節約となります。
例えば、YouTuberプレミアムの月額料金を、安い国と日本で比較してみましょう。
国 | 月額料金 | 年間 |
日本 | 1,180円 | 14,160円 |
アルゼンチン | 389アルゼンチンペソ(約311円) | 約3,732円 |
インド | 129ルピー(約213円) | 約2,556円 |
2023年現在、日本と最安値のインドでは、年間約11,604円の差額があります。
これは、YouTubeプレミアムはその国の物価にあった料金で提供しているためで、VPNを経由すれば物価の安い国から契約でき、高い日本の月額料金を支払う必要はありません。
VPN接続はリモートサーバーを経由するので、本来の地域から別の地域へ簡単に変更できるメリットがあります。
このVPNの特性をいかすことで、利用料金を節約できるメリットがあります。
ただしアルゼンチンやインドなどは無料VPNでは接続できないことがほとんどなので、サーバー数の多いMillenVPNが特におすすめです。
少しでも節約したい方は「Netflixを安く契約する方法」の記事を参考にしてください。

特定サービスのジオブロックを回避する
特定の地域のみサービスを利用できる制限の『ジオブロック』も、VPNを利用すれば簡単に回避できます。
このジオブロックとは、さまざまなサービスが導入している『地域制限』に関するブロッキング技術です。

例えば、ABEMA(旧:AbemaTV)の場合、日本以外から来たアクセスには視聴制限(ジオブロック)が掛けられていますので、海外に居住しているユーザーはABEMAのコンテンツを一部しか視聴できません。
一方で、VPNで接続地域を日本に変更するだけで、このような地域制限を回避して全てのコンテンツを視聴できるようになります。
ジオブロックの解除方法については、以下の記事でもまとめていますので参考にしてみてください。

SNSでIPアドレスが流出するのを防ぐ
VPNはプライバシー保護ができるので、SNSで自分のIPアドレスが流出するのを防ぐことができます。
SNSには、非常に多くのスパムアカウントが存在します。なかには、IPアドレスを計測・取得しているボットアカウントも混ざっているため、自主的に流出を防ぐ対策をする必要があります。

VPNは「トンネリング」と「カプセル化」という技術を用いて、本来の利用者の情報を秘匿します。
「トンネリング」と「カプセル化」で守られた個人情報は、相手先のサーバーに伝わりません。
自分のIPアドレスを匿名化する方法はいくつか存在しますが、安全かつ簡単にできる方法としてVPNが多く活用されていると言うわけです。
以下では、「TwitterでIPアドレスを隠す方法」を例にした解説もしています。

VPNを選ぶ際に重要な5つのポイント【初心者向け】

自分の利用環境に合ったVPNを選ぶためには、以下のポイントに注目してみましょう。
- 月々の利用料金はいくらか?
- ログポリシーはどうなっているか?
- サーバーのロケーションと設置台数は?
- 同時に利用できるデバイスの数は何台まで?
- 全額返金保証は付いている?
では、VPNを選ぶ際の重要ポイントについて解説します。
①月々の利用料金はいくらか?
VPNプロバイダを選ぶ際に重要なポイントのひとつ目は、月々の『利用料金』です。
サービスの割引目的やジオブロック解除、セキュリティ面の向上など、基本的にVPNは副次的に利用するもの。当然、月々の利用料金は低いに越したことはありませんよね。
プロバイダによっても利用料金に大きく差が出てきますから、まずは費用面で納得のいく価格帯にあるサービスをピックアップしましょう。
VPNプロバイダによっては、長期間の利用で大幅な割引が受けられるものも存在します。
長期的に利用する場合、このような割引を活用するとよりお得になるため、プロバイダのプランごとの割引率もチェックすると良いでしょう。
②ログポリシーはどうなっているか?
VPN選定の最重要ポイントといってもいいのが『ログポリシー』です。
データを暗号化するVPN接続は、外部からの不正アクセスには強いメリットがあります。一方で、ユーザーはVPNプロバイダのリモートサーバーを経由してアクセスをするため、さまざまな情報がサーバー内にログとして残ります。

このログを悪用しようと思えばいくらでもできますから、プライバシーに配慮している業者はロギングしない『ノーログポリシー』を宣言しているのが一般的です。
ただし、ノーログポリシーはあくまで業者側の『主張』に過ぎませんので、信頼性がどこまであるかはわかりません。
そこで信頼性の高いプロバイダは外部の監査機関に依頼して、サーバー内にログが残っているかどうかの調査を依頼しているケースがあります。
この場合、第三者機関によってノーログポリシーが立証されているため、非常に信頼性の高いサービスと判断ができます。
なお、「ノーログVPNプロパイダのおすすめ」については、下記の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

③サーバーのロケーションと設置台数を確認する!

VPNを利用する場合、サーバーが設置されている地域(ロケーション)とサーバーの台数が非常に重要な要素になります。
VPNサービスは他のユーザーと共有して利用するため、特定のIPアドレスがブロック(ジオブロック)されてしまうケースがあります。
このブロックを回避するためには、接続しているサーバーを変えなければなりません。
一方で、ロケーションやサーバー台数が少ない場合、別のサーバーに接続を切り替えることができないので、ブロッキングが回避できなくなってしまいます。
このようなことを防ぐためにも、基本的にロケーションやサーバー台数が多いVPNサービスを選びましょう。
特に、ジオブロックの解除を目的としてVPNを利用する場合、使いたいロケーションのサーバーがあるか事前に確認しておくことが大切です。
海外から日本のコンテンツにアクセスするには日本にサーバーがなくてはいけません。
サーバー数はもちろん、利用したいロケーションのサーバーがあるかにも注目して選びましょう。
④同時に利用できるデバイスの数もチェックしよう!
VPNプロバイダを選ぶ際には、同時に接続できるデバイスの上限を確認しておきましょう。
自宅や職場のデバイスを保護するケースや、家族間でVPNを共有するケースなど、ご自身の利用環境に合ったデバイスを保護しなければなりません。
同時接続台数の制限が少ないサービスを利用してしまった場合、VPNを利用するたびにデバイスのアクセスを切り替えるなど手間がかかってしまいます。
利用環境にもよりますが、同時接続台数はなるべく多いにこしたことはありません。
なかにはデバイス制限がないVPNプロバイダも存在しますので、同時接続できる上限は事前に確認しておきましょう。
⑤全額返金保証は付いているのか?
初めてVPNを利用する場合は、全額返金保証が付いているかどうかも確認しましょう。
VPNは接続するサーバーや利用環境によって、以下の点が大きく変わります。
- 通信速度
- ジオブロックの回避率
通信速度というのは、実はサーバーの利用状況や物理的なサーバーとの距離で大きく変動するため、自分の利用環境で試してみなければ正確には判断できません。
その他にも、時期やタイミングによってジオブロックが回避できる確率も変わるので、こちらも実際に試して判断する必要があります。

ここで重要になってくるのが『全額返金保証』という仕組みです。
この全額返金保証があると、契約後に『思うように通信速度が出ない』『ジオブロックを回避できない』という状況で契約解除しても、一定期間であれば返金を受けることが可能です。
要するに、リスクなしで契約が可能なので、基本的には全額返金保証の仕組みがあるプロバイダを選ぶのがおすすめです。
VPNのおすすめまとめ

今回紹介したVPNプロバイダは、速度も非常に速く快適に利用できるのでおすすめです。
VPNプロバイダごとに特徴が違うので、ご自身の環境に適したサービスを選んでみてください。
なお、今回紹介したVPNプロバイダは以下の通りです。
UCSS以外のプロバイダは全額返金保証も付いているので、初心者の方でもお試し契約ができます。
以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。




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